歴史ある街並みと調和した
女性のためのセレクトショップ
女性がワクワクするときめくような空間
乳がんを経験した現役の看護師さんである『AIM』のオーナーから、入院や通院中でもおしゃれをして自分らしさを感じられるようなものを提供するショップにしたいと、想いを告げられた。手掛けた場所は山鹿市の豊前街道沿い。空き家となっていた古い町家を、女性のためのセレクトショップヘリノベーションした。
歴史的な街並みが残る豊前街道に馴染むデザインを意識しながらも、女性の心が躍るような空間づくりを目指した。1階の外壁は解体し、内部動線を考慮してエントランス位置を反転させた。また、中の雰囲気がほのかに伝わるよう小窓を連続させて配置した。内部はショップエリアを一旦スケルトンにし、木造駆体を露出させて意匠的に見せている。地味になりがちな伝統的な意匠に反して、キラキラとめく小ぶりのペンダントライトを窓際とメインテーブル上部に配置することで、女性が好む可愛らしさを演出している。
イタリアきのツヤのある壁面が、カットガラスプラケットの光を反射させ、さらにきらめきを与えている
フィッティングスペース。鏡を設けた際は、イタリア磨きで仕上げた。市松模様の建具は、既存の具をリメイクしている
木軸を露出させて暗めの塗装を施すことで、白喰とのコントラストを演出
メインテーブル上部と連続小窓に面して配置したペンダントライト
山鹿の歴史的建造物の仕様に倣い、内外壁・内部天井の仕上げには全面漆喰を採用。フィッテングスペースでは、リラックスしながらも女性が心躍るような空間でフィッテングできるよう、漆喰イタリア州きを採用することで光沢感を与え、市松模様の建具のカラーと併せてピンクで統一しました。
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